HSPって何?繊細なの?
こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
今日は私がHSPという言葉を知ったきっかけをお話します。
あくまで私の体験談ですのでHSPの人全員がそうであるという話ではございません。
過剰じゃないか?と思われるかもしれませんが、こういう人もいるんだなくらいに思ってもらえると嬉しいです。
環境が変わったことで気づくきっかけになった
これまでに他人と自分は違うかもしれないと思う経験や悩みは何度かしてきましたが、
自分に短所があるだけでなんとなく人並みにやっていけているから大丈夫だと思っていました。
今思うと結婚して主人の地元に嫁いできた頃から少しずつ生きづらいかもと感じていたのだと思います。
人生でこんなにも悩んだり辛いなと思う日が続いたり、理解してもらえなくて悲しいなと思う日々はなく、
最初は慣れない環境と自分の忍耐力のなさが原因だと自分を責め、他の人はすごいなぁ!と尊敬していました。
睡眠不足や胃炎、腸炎、副鼻腔炎など経験したことのない体調不良が重なり強く疑問を持ち始めた頃に、便秘や次々にできるニキビにやっとストレスかも?
と、気づくことができました。
『今までの生活と何が違うのか?どうして体調不良が現れるようになったのか』
- 独身時代は一人暮らしかほぼ仕事
- 仕事(美容業界)もカウンセリング営業か施術のため一対一がほとんどで、多数の人と関わることが少ない
- 実家暮らしの頃も一人で部屋にいることが多々あった
- 親が自由にさせてくれていた
恐らく、ストレスが溜まりそうな環境が幸いなことに多くなかったのだと思います。
ストレスの原因
不快に感じているとすぐに分かることと、徐々に分かるようになったことがありました。
- 映画鑑賞(主人の家族は映画好きで1日に2~3本見ることがあります。)
- 家族全員がほとんどの時間を同じリビングで過ごすこと
- 大きな物音(コップを置く音やドアを閉める音、シャッターが閉まる音)
- タバコや線香など匂いの強いもの
- 冬の雪景色や夜間の対向車のライト
- 物が多く、圧迫されそうな空間
- すべて柄の違うお皿
- 否定的な言葉遣いや『みんなそんなもん、年をとれば治る』という考え方
HSPは五感が敏感?
HSPの人は五感を強く刺激されることが苦手なのだそうで
少し大きな音にビクッと驚いているのが自分だけであることをすごく恥ずかしいと小さい頃から思っていました。
どうして自分だけが過剰に驚いているのか、からかわれた経験もありますし、時には顔が真っ赤になってしまい周りに面白がられたこともあり、嫌な思い出として覚えています。
主人も私が度々驚いている様子を面白がっていましたし、『前世はウサギのような小動物だったんじゃない?』と不思議そうにしていました。
(現在はHSPのことを知ってとても納得したようで、理解してくれています。ありがたい!)
- 写真を撮るときの太陽光が苦手で一人だけ変顔になっている
- タバコの煙やお墓参りの線香、花火や何かの煙に呼吸をするのが難しくむせる
- 物が落ちた音に過剰に驚く(たまに心臓がバックバクになる)
わざとじゃないんです。条件反射のようなもので・・・。
決してタバコが嫌だとアピールしているわけじゃないのです。
お線香でも同じようになりますー!!!
と、心の中で虚しく言い訳をしています。罪悪感も抱きます。
情報量が多すぎるとしんどい
物が多いと目に入る情報が多くて疲れるようです。
義実家では物をとても大切にされていて、亡くなられた祖父母の持ち物もきちんと保管されています。
装飾品はすべて飾られていますし、主人や義妹の幼少期から学生時代に至るまでのものも置いてありました。
ハンカチや洋服、靴など身に着けるものがお好きなようで様々な種類のものがあります。
お洒落を楽しんでいたり、思い出が詰まっているのだろうなということがすぐに分かります。
ただ、義実家から帰宅するとどっと疲れが出て怠くなったり、1日寝て過ごしてしまうこともありました。
まだ義実家に緊張しているだけだと思っていましたが、家事のお手伝いをするようになって、物が多くて棚に入りきらずに周りに置いてあることや不揃いのお皿がアンバランスに積み上げられていることに不快感を覚えるようになりました。
食卓に並ぶお皿の絵柄や形がバラバラでゴチャッと配置されているのを見ると整えたい!という衝動にかられます。
私の実家のお皿が統一されていたのを考えると、もしかしたら母もHSPなのかもしれませんね。
今のところ、結婚して引っ越したばかりで幸い物もそんなに多いわけではないので、自分がストレスに感じないよう整理して生活していきたいです。
大勢の人がいる空間が苦手
私、おしゃべりは大好きです。でも、3,4時間の家族団らんの後に寝室に戻るとすごく疲れています。
周りの人の話し声や匂い、目線、無意識のうちに多くの刺激を受け取って消耗してしまいがちです。
また、他人の気持ちに敏感で影響されやすいHSPの人にとって人数が多いとそれだけ色んな人の気持ちを考えるようになってしまうので、
常にぐるぐると考えては気をまわして、考えては気をまわしての連続で体力を持っていかれているようです。
お義父さんはこう考えているのかな?
義妹ちゃん!?今の発言は危険なんじゃない!?
あっ・・・。セーフなのね。
よかったー・・・。
え?旦那氏!!!?そんなにズバッと言っちゃうの?
こんな風に脳内ハラハラドキドキしたり不安に思ったり、ずっと考えをまわしてます。
HSPだとわかって
初めは『考えすぎだよ』、『色んなことを経験すると不安もなくなるよ』と言われてそうなのかもしれないと思ったこともありました。
それでもやっぱり違うかもと調べたおかげで、自分が苦手なものを把握することができるようになり、対策して回避する方法を考えることもできるようになりました。
主人にも理解してもらえて、義母にも少しずつ話して解かってもらえることもあります。
仕事でカウンセリングが他人よりも少し得意だったこと、お客様に相談され頼ってもらえることへの喜び、他人の変化に気づく速さ、知らず知らずのうちに自分の長所になっていたこともHSPであったことに納得できました。
体調の変化やストレスによって自分を見つめなおすきっかけになったことで、自分自身をより理解できたことがですっきりしましたし、自分を配慮できることによって主人や家族とも上手くやっていけたらと思っています。